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Posted by 滋賀咲くブログ at

2015年08月03日

アロマとハーブを巡るフランスの旅 プロバンス編 その5


ラヴェンダーはジャストシーズンだった

  
   今回の旅行に当たって私たちの趣旨を旅行社に言ったところ

   最初は6月の初旬に予定していた旅行だったが

   「 それなら、やっぱりラヴェンダーのいちばんよい季節に行った方が・・・」と

   担当の方が現地と何回も連絡をとってくださり

   この辺りの日がベストということで

   7月1日出発となった

   
   そのおかげで本当に素晴らしい景色を見ることができた


ラヴェンダーだけでなくラヴェンダーとひまわりの競演を見ることができた

       



   この日の予定は 最初に サラゴンのハーブ園に行き

   その後 ラヴェンダー畑で有名な ヴァランソールへ行く予定

   この日も朝からホテルまでガイドさんが迎えに来てくださり

   車で出発


   サラゴンのハーブ園は広々としていて

   一回りするだけでもかなりの時間がかかった

        

   この日も酷暑で日差しはきつく

   ガイドさんの顔がどんどん黒くなっていくのがわかるくらいの暑さだった


        


   ハーブ園の中にも教会があった。

   村人たちが集まる教会なのだろうか? 今も使われているのかな?


   

   



    お昼近くまでハーブ園を巡りサラゴンのカフェで昼食

         

    ここではバゲットに生ハムやチーズを挟んだものを食べた

    丸々一本の大きなバゲット・・・

    とても食べ切れないと思ったけれどあまりの美味しさに完食

    バゲットも生ハムも最高に美味しい~

    でもフランス人はそれプラスポテトやフライものを食べていた

    すごい食欲・・・・・


    その後ヴァランソール

    私の写真で美しさが伝わるかどうかというのがあるが

    ヴァランソールのラヴェンダー畑は本当に美しかった


         

         

         

         

    
    ラヴェンダーだけでなく ひまわりもオリーブの木

    みんな一つの風景になって・・・

    
    ラヴェンダーの海ではしゃぐアロマ姉妹

    

    
    刈り入れも一部始まっていて

    水蒸気蒸留法の大掛かりな工程も見ることができ

    できたての精油とフローラルウォーターにも触れさせてもらい

    アロマ姉妹にとっては願ってもいない幸せ!

    ここまで来た甲斐ががあったというもの・・・・・


    

         

    できたてのほやほやのラヴェンダーの精油とフローラルウォーター

    触ってもいいよ・・と言う ムッシュウーのお言葉に甘えて触らせてもらう

         

    あたりはラヴェンダーの香りでいっぱい


    ガイドさんはここまでのラヴェンダーの匂いはちょっと・・・・と言っていたが

    私たちは平気・・・思い切り香りを吸ってきた


    ここヴァランソールの畑のラヴェンダーロクシタンに卸しているラヴェンダーだそう。

    いつまでも立ち去りがたい場所だった

    「 もういいですか? 」 とガイドさんの言葉でラヴァンソールともお別れ

    
    この場所で一つ悲しかった事は

    畑のラヴェンダーの販売所の2階が中華料理屋になっていたこと・・・

    それで中国の団体さんが観光バスで昼食を食べにくる


    ラヴェンダー畑で中華料理屋って???

    「 合わへん! 合わへん!」


    それに、みんなじゃないと思うよ。みんなじゃないと思うんだけど

    すごいねん、販売所でも押したり、横から無理やり入ったり・・・

    おばちゃんだけと違うねん、若い女の子もやねん

    もう少しマナーを守らないとみんなに嫌われるよね~


    フランスでは建物の景観や新しいものを建てるのはものすごく

    厳しいらしい・・・・

    「 なのにどうしてこんなのが建ったのでしょうねえ??」と

    ガイドさんも言っていた。


    変わってほしくないヴァランソール

    
    帰りにガイドさんにはちみつのお店に連れて行ってもらい

    この季節しかとれないラヴェンダーのはちみつを購入

    季節限定に弱い私・・・このラヴェンダーの蜜を吸った蜂のはちみつ

    なんて素敵なんだろう~


    でもこのはちみつので悲しい思いをするとは

    この時私は知る由もなかった・・・  


    ハーブとラヴェンダー三昧の一日も終わり

    明日はプロバンスを離れ

    コートダジュールに移動


    この旅の一番の目的 香りの町グラースへ向かいます。






    
 

     







   
   




      


Posted by Noriko at 22:58Comments(2)お出かけ

2015年07月30日

アロマとハーブを巡るフランスの旅 プロバンス編 その4

フランスでもっとも美しい村


   田舎の景観を保護するためにできた

   「フランスでもっとも美しい村 」 協会

   これに選ばれるのは厳しい条件があり

   人口が2000人以下であること

   最低二つの歴史遺産があること などなど

   さまざまな条件を満たした村だけが選ばれることができるとのこと


   この日は ゴルド・ ルシヨン・ ルールマラン 

   3つの村を回った


   今回は美しい写真をメインにブログ作成


   まず訪れたのは

   アロマ姉妹一度は行っておきたかった

   「 セナンク修道院 」


   深い谷に囲まれた場所にひっそりと建っている

   禁欲的な生活で知られる シトー会の教会


   ロマネスク様式の建物

   ラヴェンダー畑がとても美しい~


      


   ラヴェンダーの製品を自分たちで作って

   教会の資金にしているらしい


   今は結構観光化していて 近くの空き地に大型バスが停まっていて

   団体で見に来ている姿も見られた(日本人のツアー客だった)

   そのツアーのガイドの初老の男性と私たちのガイドさんが知り合いで

   その男性は昔バレリーナだったらしい・・・・

   パリで踊っていた・・・すごいなあ


   セナンク修道院を後にして

   フランスの美しい村の中でも代表的な

   「 ゴルド 」 の村へ


        


   丘の上に階段状に作られた 「 鷲の巣村 」 の一つ

   昔 サラセン人や色々な敵から攻められたフランスの人たちが

   敵から見えないように作ったのが 「 鷲の巣村 」


   
   村に入ると 石畳の細い小道が続いていて

   花が咲き乱れ とても美しい

        

        
  
        

   
   バカンスシーズンなので観光客でにぎわっていた

   
   昼食はこの村のカフェでいただく


        



   フランスに来てから レストランやカフェ

   いつも食事の前に 「 アペリティフは何にしますか? 」 と聞かれ(もちろんフランス語で)


   お酒好き アロマ姉妹 超幸せ!

   周りを見てもみんな昼から飲んでいるし食前酒から始まるご飯


   いいなあ~


   ダンナがいたら喜ぶやろなあ~ と思いながら


   「 とりあえずはビール! 」  おっさんか!


   私は鶏肉の料理 妹はサーモンの料理をチョイス




   小さなカフェなのにとても美味! おいしい~~

   
   ここは パリからは900キロ イタリアやスペインの方がはるかに近い場所

   だからお料理もイタリアよりなのかしら??


   おなかがいっぱいになってほろ酔い気分になって

   次の村は 「 ルシヨン 」


   ルシヨンは黄色顔料の原料となる オークルの丘の上に築かれた村

   家々もオークルで作られていて

   村全体が黄色や茶色ぽい色でできている不思議な村


   


        

        

   
    
    お土産物屋さんも地元の特産品を使ったオリーブオイル

    アンチョビの瓶詰めや美味しそうなものばかり・・・

    ワインショップもあり 

    ここで シャトー・ヌフ・ド パプというプロバンスでは有名なワインを購入

         


    とても楽しいひと時を過ごす。


    そして最後は 「 ルール・ マラン 」


    オリーブ畑や果樹園に囲まれた静かな村だった

    
    「 プロバンスの12カ月 」 で有名なピーター・メールが住んでいるとか・・・

    アメリカの俳優なんかもここに移り住んでいる人がいるらしい


    ここでもマルシェをやっていた。今日は日曜日だもんね

         



     今日一日は本当に日常からかけ離れ

     別世界にいるような一日だった

     フランスの美しい村  素敵だ・・・・


     変わらない事・・・・それもとても大事なことだと感じた。

     
     便利で新しいことだけが良いことではないと

     フランスにいるとしみじみ感じる


     この日は エクスアン プロバンスのホテルに宿泊

     この街もまたまた素敵な街だった


    







   

   

   













      


Posted by Noriko at 11:47Comments(0)お出かけ

2015年07月28日

アロマとハーブを巡るフランスの旅 プロバンス編 その3


   骨董市は楽しかった


  さて今日からはプロバンス本番

  ガイドさんが迎えに来てくださる前に朝食を取りに

  パリのホテルとは違って

  新鮮な果物がたくさん・・しかもどれを食べても美味しい

  生ハムやソーセージ、チーズなどもとっても美味!

  フランスは農業国、酪農国なんだなあと思う。

  
  プロバンスを案内してくださったのは石井さんという

  マルセイユ在住の日本人の女性

  御主人はフランス人でフランスには18年いるとのこと

  気さくで話しやすい素敵な方


  コートダジュールでのガイドさんもそうだったのだが

  めちゃめちゃ運転がうまい

  高速はびゅんびゅん、カーブはすいすい

  狭い小道も狭い駐車場もシュツシュツシュツって感じ

  高速道路に入れなかったらどうしよう・・・とビビる私としてはため息ものの運転だった


  今日の最初の目的地は

  リル・シュル・ラ・ソルグ という町の骨董市


  南ではかなり大きな市で

  骨董のほかにも色々な市がソルグ川に沿って立つ

  ソルグ川には苔むした水車が回っていた
  
  

  マルシェはとっても楽しい

  新鮮な野菜や果物

  



  



  



   特産品のオリーブやナッツ類

  


 
   布製品やかごや洋服や帽子などなど色々な物が揃っている  

   



   



   日本ではなかなか手に入らない 生トリュフも売っている

   



   ここはトリュフの産地でトリュフ祭りと言うのが毎年行われるらしい

  トリュフを探すぶたが有名だが今はが探しているらしい。

   お値段は日本では考えられないくらい安かった。ひとつが800円くらい

   楽しくて、布モノや塩やあれやこれやと買ってしまい

   ものすごく荷物が重たくなってしまった。

   ここが近くやったら毎週来るのになあ~

   「 まだ買うん?」 と妹に言われながら帰りたくない私だった。

  
   この後色々なところでマルシェをやってるのを見たが

   ガイドさんが言うのには老若男女を問わず

   マルシェにはみんなマルシェかごを持っていくらしい

   注意して見ていたらおじさんもおじいさんも若い男の子も女の子も

   みんなマルシェかごを持って歩いていた。かわいい~

   
   




    骨董品もここはかなりたくさんの商品が出回るらしく

    色々なところから買い付けに来るらしい

    私たちのハーブの先生は

    ここで、燭台と鏡を買ってきてお教室に飾ってある。

    とても素敵なのだけど、持って帰れないので骨董はあきらめた


    帰りたくない思いを残し

    これから フランスの美しい村を回る予定

    
    まずは 「 天空の城 ラピュタ 」 のモデルになったという

    ゴルドの村を訪れます。


    




      


Posted by Noriko at 22:52Comments(0)お出かけ

2015年07月27日

アロマとハーブを巡るフランスの旅 プロバンス編 その2



   アビニヨンは演劇祭の初日だった


   
   快適なTGVは2時間40分でアビニヨンTGV駅に到着

   どれくらい停車するのかわからないので

   大きなトランクがある私たちは早めに一回のドアの前に降りて

   駅に着くのを待っていた

   私も妹もかなり大きなトランクを持ってきていたので

   階段を降りるのは本当に大変だった

  
   いつも重い荷物は主人任せだったので

   改めてありがたみを感じた

   何もかも自分でやるのは大変だ


   アビニヨンTGV駅からまた在来線に乗り換えて

   アビニヨン サントル駅まで行かないといけないので

   降りてからまたまた駅員さんに乗り場を聞く

   ずっとずっとまっすぐと教えてくれたのでその通り進むと

   もう電車は停まっていた


   アビニヨンまで来ると

   周りはバカンス客ばかり

   いっぺんにバカンス気分になる

   が・・・・

   アビニヨンのホテルに着くまでは安心できない

   ここのホテルにチェックインさえしてしまえば

   明日からはドライバー兼ガイドさんが迎えに来てくれる予定


   電車に揺られてひと駅 アビニヨンサントル駅に到着


      


   ここが町の中心部だ

   電車から降りると

   パリとは比べ物にならないくらい日差しがきつい

   すごく暑かった


   ここで、また私たちに苦難が待っていた


   アビニヨンサントル駅にはエレベーターが一つもなかったのだ

   全て階段!

   重いトランクを持って ホームから地下に降り

   またそこから地上に上がり

   この駅は車いすもベビーカーも無理やね・・・と言いながら

   汗だくになりながら 駅を出た。

   やればできるものだ


   駅を出るとすぐに城門がありそこから大通になっている

      

   私たちのホテルは地図で見ると

   駅から700メートルくらい

   タクシーに乗るまでの距離ではないし

   歩いて行くことにした


   折しもこの日アビニヨンの街は年に一度の演劇祭

   人であふれかえっていた
  
      

   たくさんの劇団やパフォーマー、有名な俳優とかも来るとかで

   フランスだけでなくいろんな国から人が集まるらしい


   時計台広場まで出ると

   メリーゴーランドも・・・

      


   人ごみの中をガラガラと大きなトランク引いて歩く

   道が石畳なのででこぼこでトランクも動きにくい・・・・

   
   やっとの思いで近くまで来たのだがホテルがない!

   誰かに聞いてみよう・・・・

   この頃になると私たちも少しフランス語で話されるのにも慣れてきて

   開き直りとおばちゃん特有の図々しさで結構平気で人に

   尋ねることができるようになってきていた


   一番良い人そうな人に聞こうということになり

   広場で自分の描いた絵を売っているマダムにホテルの名前を言って聞いてみた

   思った通りマダムはとても良い人で

   ホテルの入り口まで連れて行ってくれた

   ・・・といってもホテルは目の前だった(何で見つけられないんやろ??)


   ホテルはこじんまりとしてとても可愛いホテルだった

   フロントの人もパリと違って愛想も良く普通のホテルマンだった


   チェックインまで時間があったので荷物を預けて

   食事を取りにカフェに入る

   もうここまで来るとみんなバカンス真っ盛りと言う感じで

   とっても明るい~

   みんな昼間からお酒を飲んで楽しんでいる

   もちろん私たちもBEERを注文した


   ここで妹がトイレに行きたいと言い

   またフランス語で ウっソン・レ・トワレっト とウエイターさんに聞いた

   ウエイターさんは快く教えてくれた

   「 えっどこって言わはった?」 と聞くので

   「 バーカウンターの後ろを左に入った所」と私が言うと

   「 今の聞きとれたん? 」 という。

   「 だって、英語やったで」 と私

   「 私全然わからなかったわ・・・すごいな、今の聞きとれたんって・・・・」としつこく言うので

   「 トニーの英会話レッスンのおかげかも・・・」 と言うと

   「 そうやんなあ~お姉ちゃん現役やもんなあ~そうやん現役やん~」 と・・・

   えっ  それを現役というんか?・・・・

   負けず嫌いの妹だった 

   
   
   午後からは世界遺産の法王庁宮殿

      

   ここは14世紀カトリック教会のローマ法王庁

   一時アビニヨンに移されていた所

   キリスト教関係の世界遺産とあってここでも入る前に持ち物検査があった

   ISのテロの警戒だろう。

   法王庁宮殿は厳かで見ごたえのあるものだった

   説明が日本語がなかったので内容が良く分からず残念だった

      

      


    枢機卿とか法王とかという言葉が良く出ていたので

    ダビンチ・コードを思い出して少し気持ち悪かった


    法王庁を見学してそこのワインカーブでワインを購入し

    そのあと私たちはプチトラムにのって

    アビニヨンを一周するつもりだったのだが

    法王庁を出て人の流れについて歩いていたら

    また道に迷ってしまったのだ


    アビニヨンは城壁に囲まれて細い迷路のような道で構成されていて

    うっかりしているとどこを歩いているか分からなくなる

    プチトラムは法王庁広場からでているのだが

    法王庁の塔は見えるのだがそこへたどり着けない


    観光客でいっぱいの道も一つ曲がればだれも歩いていない道に出たりする 

    妹が 「 こういうところにジプシーがいるんよ 」

    「 あっあれジプシーや!」 と言って急に腕をとって走ろうとする

    「えっどれどれ?? あれ普通の子供違うん?」


    妹は昔スペイン語を習っていて スペインに短期語学留学していた頃に

    ジプシーにかなりたかられたりしたようで

    ジプシーには過剰に反応するようになっている


    いつの間にか道は細くなり誰もいない道になっていた。

    「 また、迷ったで~」 
   
    「 この感じ、スペインと全く同じやわ、ジプシーいるで! 」

    なんだか急に怖くなった

    ジプシー怖い  ジプシー怖い

    小走りで道を抜け大きな広場に出たが全く見覚えのない場所だった


    どこ?どこ?ここどこ?

    もう聞くしかないな・・・

    何人もの人に聞きながらやっとの思いでホテルの前の時計台広場へ


    町は日も暮れてきてますますお祭り騒ぎ

    いたるところでパフォーマンスあり 楽器演奏あり という感じ

    
    「 もう迷ったら恐いしホテルが見えるところで食事しよう 」

    広場のカフェへ

       


   
    そこで私たちはフランスへきて初めて「 ニイハオ 」 と挨拶された

    今まで何時も「 こんにちわ~ 」 とか 「 さようなら~」 とか声掛けられたけど

    中国人に間違えられたのね~

    
    テキパキ明るいお兄さんがメニューを持ってきたが

    メニューがやっぱりわからない

    なんとか知っている単語を見つけて

    牛肉の焼いたのと FRENCH BEANS と言うのを頼むと

    こんなのが来ました

       

    FRENCH BEANS と言うのはインゲン豆で山ほどの量

    「 こんな、豆ばっかり食べる人いるか? 」 と妹

    「 お肉も馬鹿でかいな」 

    インゲン豆大好きですけど全部は食べられなかった

   
    なんか、変な人もいっぱいいるし早く食べて帰ろう・・・


    そう言っていたくせにボトルで頼んだ赤ワインも飲みほして

    露店でジェラードまで買って食べて帰った私たちでした。


    明日はガイドさんがホテルまで迎えに来てくれる予定

    ちょっとは楽できるだろう・・・と眠りについた




   
  



   


   

   

  


Posted by Noriko at 00:03Comments(0)お出かけ

2015年07月24日

アロマとハーブを巡るフランスの旅 プロバンス編 その1



フランス新幹線 TGVに乗る


  この日はパリ リヨン駅からTGVに乗って

  アビニヨンに移動する日

  
  昨日の夜にリヨン駅までのタクシーをホテルのフロントに

  頼んでおいた。

  パリで3泊したホテルはフロントのスタッフが毎日変わって

  初日にチェックインした時のマダーム

  その時一緒にいた気の良さそうなムッシュー

  そしてアルバイトのような若い女の子

  黒人のお兄ちゃんなどなど


  ローテーションを組んでいるにしてもあまりにも代わりすぎ・・・


  私たちがタクシーを頼みに行った時は気の良さそうなムッシューだった

  まず口頭では英語で

  そして紙にはフランス語で書いて 時間とリヨン駅をしっかり強調して渡した

  「 ウイ~ウイ~ 明日の朝は僕がここにいるからタクシーが来たら

   部屋に℡するよ~」 と言ってくれたが(多分)なんだか信用できない感じ・・・

  頼むよ~ムッシュー

  これに乗り遅れたら私たち大変なことになるんよ~


  翌朝 朝食に行くと

  まだ準備ができておらず、みんなが待っている状態だった

  実はここのレストランはいつも従業員にやたら指示をだして

  こまめに動きすぎるムッシューが仕切っていた

  とても個性的で気まじめに働いているのに何かおかしい・・・


いつも お皿のものがなくなるやいなやすぐに下げに来て

  ちょっとせわしない・・・ほんとに as soon as という単語が浮かぶくらいすぐなのだ

  うちの主人も店で下げるのが早いので注意しなければ・・・・と思った。


  とにかくずーっと指示を出しっぱなしで従業員もかわいそうだなと思っていた。


  そのムッシューがこの日はいない・・・・

  遅番なのか姿が見えない。

  そうなんだ、ムッシューがいないから準備ができていないんだ

  この人いないとみんな働かないんだ~

  コーヒーも沸いてないし、冷房も入ってない

  ムッシューはすごい人だったのね


  しばらくして ムッシュー登場

  この状況を見て怒りだした・・・

  店の女の子に 指示・指示・指示  当たり前だけどね。

  
  このムッシューとも今日でお別れ・・・

  メルシー オーボワー  ムッシュゥーと最後のご挨拶をした



  前置きが長くなりましたが

  タクシーは時間通りにやってきた。

  ちゃんとネクタイをしたブルース・ウイルス似のムッシューだった

  変な所へ連れていかれたらいやなので昨日駅までの道もチェックした


  「ここで、セーヌ河沿いの道を走るんやな・・・合ってる 合ってる・・」と妹

  「 まだまだ行きたいところ沢山あったなあ~」

  パリの街に未練を残してタクシーは TGV パリ リヨン駅へ


           


   駅舎もおしゃれ~

   
   TGVは日本のJRと違って発車するホームが発車の10分前にしかわからない

   電光掲示板を見ると電車の便名の横にアルファベットと数字が並んでいる

   私たちの乗る電車はまだ何も表示されていなかった


   


   私たちの前にはAからEまでのホームが並んでいた

   妹は電車の便と発車ホームが一致するかここで見てみようと言って

   2台ほどの電車を確認してこれで合ってると言った


   TGVはこの駅で切符に打刻しておかないと罰金を取られると聞いたので

   打刻機のところへ・・・・

   
  

    ここにチケットを入れて日付を刻印するのだが機械にチケットがうまく入らない

    するとそこにフランス人の青年がやってきて

    手伝いましょうか?と言ってチケットを貸してという

    「 えっ、これ渡していいの?取られない? どうするどうする??」 と妹

    フランスに来てから 人を見たら泥棒に思え・・・みたいな気持ちになっている私たち

    いやだわ~
    
    と思いつつチケットを渡すと上手に刻印機に入れてくれた

    「 この機械、調子悪いんだ・・」 と言いながら(多分)

    ほかにチケットはないか?と聞いてきた

    私たちはほかにTGVから乗り換える在来線のチケットも持っていたのだが

    何故か、もうないと答えてしまった (まだ、疑ってるのかい!)


    「 なんか フランスに来て向こうから親切にされたの初めてやな!」 と妹

    「 そしたらなんでチケット渡さなかったん???」


    残りのチケットを打刻してから

    ふと、電光掲示板を見てA~E あと1~15くらいの数字のほかにH1 H2 H3


    という文字を発見した

    そして私たちの座っている前のA~EはH1 になっていた

    でも、乗る電車はH3 になっていた

    
    ここじゃない!・・・焦って私は妹にH3になってるしここと違うよ!と

    駅の係りの人にチケットを見せるとH3はずっと向こうだと・・・

    急いで移動しましたよ~乗り遅れたらえらいこっちゃ

    一言妹が 「 今日は 冴えてるなお姉ちゃん」 と・・・・


    H3のホールは 南へバカンスに向かう人たちでごった返していた

    ここの電光掲示板で確認するとちゃんと出ていた

    私たちの電車は15番ホームから出ると表示されていた

    
    15番ホームには電車が停まっていて

    次の電車やなあ~と確認して 待っていると

    なかなかこの電車が発車しない

    私は、もしやと思い確認しに行くと停まっていたのが

    私たちの乗るニース行きのTGVだった。


    「 これが、私たちの乗る電車やで!急ごう」 と私

    「 お手柄やん~ 今日は二つもお手柄があったな 」と妹

    ほめられているのか・・・馬鹿にされているのか・・・・

    「 ありがとう・・・・」


    私たちの席は2階だった

    重たいトランクを2階まで運び荷物置きにやっとこさ置く

    TGVはトランクの盗難も多く

    荷物置きとトランクをつないでおく方が良いと言われていたので

    私たちは自転車に着ける輪っかのカギを準備していた


    だけど車内を見渡すと泥棒しそうな人は誰もいなかった

    私たちの隣は裕福そうなフランス人家族

    子供はお行儀よく小さな声で話し、本を読んだりパズルをしたりしている

    その隣は上品なムッシュゥーでこれまた本を静かに読んでいる

    向かいの向こう側には初老の上品な一人旅のマダム達

    みんなバカンスに行くのね~と言う感じの人ばかり


    なんだかフランスに来て初めて穏やかな安心感に包まれている


    


    座席は妹と向かい合わせで椅子も広く

    座り心地は抜群

    TGVは300キロのスピードで走るのに揺れも少なく

    乗り心地はとてもよかった


    ちょっと高かったけれど一等にしてよかったなあ~と思った

    
    後でガイドさんに聞いたのだがフランスの鉄道は

    一等とニ等では客層が全然違うらしい。

    絶対一等がお勧めと言っていた


    パリから少し走ると窓の外は田園風景が広がっている

    フランスは農業国なんだなあとしみじみ思うような景色がずっと続く

    
    「 ここでは安心して昼寝もできそうやな~」 と妹

    そしてすぐにうつらうつらしていた。

    「 いいよなあ~すぐに寝られて・・・・」 と思ったが言わなかった


    パリリヨン駅から2時間40分でアビニヨンに到着予定

    つかの間の安息を楽しむ私たちだった。 

    




    


Posted by Noriko at 23:44Comments(0)お出かけ