2015年07月27日
アロマとハーブを巡るフランスの旅 プロバンス編 その2
アビニヨンは演劇祭の初日だった
快適なTGVは2時間40分でアビニヨンTGV駅に到着
どれくらい停車するのかわからないので
大きなトランクがある私たちは早めに一回のドアの前に降りて
駅に着くのを待っていた
私も妹もかなり大きなトランクを持ってきていたので
階段を降りるのは本当に大変だった
いつも重い荷物は主人任せだったので
改めてありがたみを感じた
何もかも自分でやるのは大変だ
アビニヨンTGV駅からまた在来線に乗り換えて
アビニヨン サントル駅まで行かないといけないので
降りてからまたまた駅員さんに乗り場を聞く
ずっとずっとまっすぐと教えてくれたのでその通り進むと
もう電車は停まっていた
アビニヨンまで来ると
周りはバカンス客ばかり
いっぺんにバカンス気分になる
が・・・・
アビニヨンのホテルに着くまでは安心できない
ここのホテルにチェックインさえしてしまえば
明日からはドライバー兼ガイドさんが迎えに来てくれる予定
電車に揺られてひと駅 アビニヨンサントル駅に到着

ここが町の中心部だ
電車から降りると
パリとは比べ物にならないくらい日差しがきつい
すごく暑かった
ここで、また私たちに苦難が待っていた
アビニヨンサントル駅にはエレベーターが一つもなかったのだ
全て階段!
重いトランクを持って ホームから地下に降り
またそこから地上に上がり
この駅は車いすもベビーカーも無理やね・・・と言いながら
汗だくになりながら 駅を出た。
やればできるものだ
駅を出るとすぐに城門がありそこから大通になっている

私たちのホテルは地図で見ると
駅から700メートルくらい
タクシーに乗るまでの距離ではないし
歩いて行くことにした
折しもこの日アビニヨンの街は年に一度の演劇祭で
人であふれかえっていた
たくさんの劇団やパフォーマー、有名な俳優とかも来るとかで
フランスだけでなくいろんな国から人が集まるらしい
時計台広場まで出ると
メリーゴーランドも・・・
人ごみの中をガラガラと大きなトランク引いて歩く
道が石畳なのででこぼこでトランクも動きにくい・・・・
やっとの思いで近くまで来たのだがホテルがない!
誰かに聞いてみよう・・・・
この頃になると私たちも少しフランス語で話されるのにも慣れてきて
開き直りとおばちゃん特有の図々しさで結構平気で人に
尋ねることができるようになってきていた
一番良い人そうな人に聞こうということになり
広場で自分の描いた絵を売っているマダムにホテルの名前を言って聞いてみた
思った通りマダムはとても良い人で
ホテルの入り口まで連れて行ってくれた
・・・といってもホテルは目の前だった(何で見つけられないんやろ??)
ホテルはこじんまりとしてとても可愛いホテルだった
フロントの人もパリと違って愛想も良く普通のホテルマンだった
チェックインまで時間があったので荷物を預けて
食事を取りにカフェに入る
もうここまで来るとみんなバカンス真っ盛りと言う感じで
とっても明るい~
みんな昼間からお酒を飲んで楽しんでいる
もちろん私たちもBEERを注文した
ここで妹がトイレに行きたいと言い
またフランス語で ウっソン・レ・トワレっト とウエイターさんに聞いた
ウエイターさんは快く教えてくれた
「 えっどこって言わはった?」 と聞くので
「 バーカウンターの後ろを左に入った所」と私が言うと
「 今の聞きとれたん? 」 という。
「 だって、英語やったで」 と私
「 私全然わからなかったわ・・・すごいな、今の聞きとれたんって・・・・」としつこく言うので
「 トニーの英会話レッスンのおかげかも・・・」 と言うと
「 そうやんなあ~お姉ちゃん現役やもんなあ~そうやん現役やん~」 と・・・
えっ それを現役というんか?・・・・
負けず嫌いの妹だった
午後からは世界遺産の法王庁宮殿へ

ここは14世紀カトリック教会のローマ法王庁が
一時アビニヨンに移されていた所
キリスト教関係の世界遺産とあってここでも入る前に持ち物検査があった
ISのテロの警戒だろう。
法王庁宮殿は厳かで見ごたえのあるものだった
説明が日本語がなかったので内容が良く分からず残念だった
枢機卿とか法王とかという言葉が良く出ていたので
ダビンチ・コードを思い出して少し気持ち悪かった
法王庁を見学してそこのワインカーブでワインを購入し
そのあと私たちはプチトラムにのって
アビニヨンを一周するつもりだったのだが
法王庁を出て人の流れについて歩いていたら
また道に迷ってしまったのだ
アビニヨンは城壁に囲まれて細い迷路のような道で構成されていて
うっかりしているとどこを歩いているか分からなくなる
プチトラムは法王庁広場からでているのだが
法王庁の塔は見えるのだがそこへたどり着けない
観光客でいっぱいの道も一つ曲がればだれも歩いていない道に出たりする
妹が 「 こういうところにジプシーがいるんよ 」
「 あっあれジプシーや!」 と言って急に腕をとって走ろうとする
「えっどれどれ?? あれ普通の子供違うん?」
妹は昔スペイン語を習っていて スペインに短期語学留学していた頃に
ジプシーにかなりたかられたりしたようで
ジプシーには過剰に反応するようになっている
いつの間にか道は細くなり誰もいない道になっていた。
「 また、迷ったで~」
「 この感じ、スペインと全く同じやわ、ジプシーいるで! 」
なんだか急に怖くなった
ジプシー怖い ジプシー怖い
小走りで道を抜け大きな広場に出たが全く見覚えのない場所だった
どこ?どこ?ここどこ?
もう聞くしかないな・・・
何人もの人に聞きながらやっとの思いでホテルの前の時計台広場へ
町は日も暮れてきてますますお祭り騒ぎ
いたるところでパフォーマンスあり 楽器演奏あり という感じ
「 もう迷ったら恐いしホテルが見えるところで食事しよう 」
広場のカフェへ

そこで私たちはフランスへきて初めて「 ニイハオ 」 と挨拶された
今まで何時も「 こんにちわ~ 」 とか 「 さようなら~」 とか声掛けられたけど
中国人に間違えられたのね~
テキパキ明るいお兄さんがメニューを持ってきたが
メニューがやっぱりわからない
なんとか知っている単語を見つけて
牛肉の焼いたのと FRENCH BEANS と言うのを頼むと
こんなのが来ました
FRENCH BEANS と言うのはインゲン豆で山ほどの量
「 こんな、豆ばっかり食べる人いるか? 」 と妹
「 お肉も馬鹿でかいな」
インゲン豆大好きですけど全部は食べられなかった
なんか、変な人もいっぱいいるし早く食べて帰ろう・・・
そう言っていたくせにボトルで頼んだ赤ワインも飲みほして
露店でジェラードまで買って食べて帰った私たちでした。
明日はガイドさんがホテルまで迎えに来てくれる予定
ちょっとは楽できるだろう・・・と眠りについた
ボタニカルアート展
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Posted by Noriko at 00:03│Comments(0)
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