昨日の夜雨の降りしきる中、友人のお母様のお通夜が執り行われました。
一週間前くも膜下出血で倒れられて、手術をされ、そのまま意識が戻らないまま亡くなられました。
私の母と同じ年で、昔のお母さんそのもの子供のため夫のために一生懸命家を切り盛りして平和な
家庭を築いてらした良妻賢母・・というお母さんでした。
高校時代におうちに遊びに行かせてもらったり昔の面影しか私の中には残っていなかったのですが
高校時代の友人のお弁当に海苔巻きがよく入っていて、朝からこんなん作らはるの??
すごいなあって話していた事を鮮明に覚えています。
私たちの年になると親の病気や死がほんとに身近で現実的なものになってきます。
私の母もものすごく元気な人で、お店をしている私をいつも助けてくれました。
子供たちの幼稚園の送り迎えや、世話、そしてご飯を食べさせてもらったり・・・
実家で食べるご飯すごく楽しみでした。
それが4年ほど前から足が悪くなりリューマチになり今はパーキンソン症候群になり歩くのもままなら
なくなりました。
歩くのが大好きで、発病する前に家族みんなでユニバーサルスタジオに行った時も一番疲れ知らず
で走り回っていたのに・・・
娘としてはショックで、もう頼れないなあ~と思うと同時にこれからは私が助けてあげる番だなあと
思っています。
親がいつまでも元気でいてくれると思ってたら大間違い。昨日のお通夜でも、いつかお別れがくるんだ
と思うとものすごい不安に襲われました。
私だって二人の子供のお母さん・・・しっかりしないといけないのに、今でも両親がいなくなることを
考えたくないほど依存してるのかなあ・・・?
小さい頃母に「お母さんが死んだらどうしようって思う」・・って話してたとき「大きくなって大事な人が
できて、自分の子供を持ってお母さんになったらお母さんが死んでもそんなに悲しくなくなるんやで。」
って母が話してた事を思い出します。
昨日のお通夜の最後にお坊さんがお話された事で人間はみんなが「生老病死」という宿命のもとに
生まれていてそれを避けて生きる事はできない。すべての事は無常で常に変わって行きいつかは
大事な人とのお別れが必ず来る。とどまる事をしないからこそ今のこの一瞬が大切で、大事な人
との縁をつなぐ事であの世とこの世に分かれて暮らすようになってもいつまでも繋がりは切れない。
とおっしゃいました。
なんだかすごく心に沁みて、無常だからこそ今この時を感謝して精一杯生きなくては・・と自分に
言い聞かせました。
そして、親孝行しなければ・・・と思いました。