悲しい出来事

Noriko

2009年09月01日 20:28

 
私が今日は誕生日・・・・50代になって結構楽しく暮らしている・・なんて

ブログを投稿している時に、友達が逝きました。

 私と同じ年で、家族ぐるみで仲良くしていた友達


 悲しいことに私の生まれた日8月30日が彼女の命日になってしまいました。

 去年の夏には一緒に飲みに行っていたのに・・・

 去年の秋に癌を宣告されて・・・・

 それから彼女は前向きに病気と闘ってきました。

 絶対治るって言う気持ちが癌を小さくさせて、

 びっくりするほど元気だったんです。


 うちの店でやっているニットカフェに参加したいけど無理なので

 michi先生にフリルマフラーのキットを作ってもらい

 ひとつは自分用、ひとつはお兄さんの奥さんに、もうひとつは御主人の会社の

 上司の奥様に・・・・3つ編んだのよと言っていたのに・・・

 うちのお店にも御主人と一緒に来て定食をぺロリと食べていて

 もう大丈夫なんちがう・・・と思っていたのに。


 今年の7月に急に容態が悪くなり入院して

 家に帰れないまま逝ってしまいました。

 最後の1ヶ月は殆ど食べられなかったと御主人が言っていたので

 痩せてやつれた姿を想像していました。

 でも棺の中の彼女はとてもきれいで

 本当にいつも会っていた彼女のままで口元に笑みを浮かべているような姿でした。

 頑張って頑張って、最後は一瞬でも幸せな気持ちになれたのかなと

 悲しかったけど少しほっとしました。


 お通夜やお葬式でお坊さんが言う事はいつもいっしょです。

 命ははかないもの、世の中のものはすべて移り変わっていくもの

 目に見えるものはすべて変わっていくものですと・・・

 でも魂だけはその人が亡くなっても永遠に残されたものの心に生き続けると・・・


 命を大切に・・・繰り返されて言われる言葉ですが

どれだけの人が本当にその意味をわかっているのでしょうか?

 この一年余りの間に近い人が立て続けに亡くなり

 命の大きさを身にに沁みて感じます。


 TVを見ると、簡単に人を殺したり命を絶ったり

 そして健康な体に生まれながら、ひと時の快楽のために

 自分の身を蝕み、命を削る覚せい剤に手を染めたり・・・

 なんだか情けなくやるせなく、許せない気持ちになります。


 病気を抱えた人は命がけで病気と闘っているんです。

 もっと生きたい生きたいって思ってるんです。

 彼女ももっと生きて私たちといっしょに年をとっていきたかったはず。

 無念だったろうなあ。

だから・・・

生きているものは頑張らないとだめやなあ~

明日はわが身かもしれないし

本当に感謝しないとなあ~


毎日美味しくご飯が食べられる事、忙しくっても仕事が出来る事、おはようって家族に言えること


病気になったあとも、彼女の笑顔しか覚えていません。

いつも微笑んでいたような・・・笑顔しか思い浮かばない。

彼女は絶対天国へ行くから、天国でまた会えるように

私も精進しなければ。

感謝して生きる事、そして人に優しく。





関連記事